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学校の沿革

本校の前身は、昭和 40 年 9 月に発足した日本クラブ主催の『日本語会』で、児童生徒 20 名、講師 4 名 により Notting Hill Gate の Convent of Our Lady of Sion を教場に始められた。その後、児童生徒数の増 加に伴い、昭和 49 年には政府派遣教員 1 名が配置された。ロンドン日本人社会の熱望により、翌昭和 50 年 5 月には、日本クラブで日本人学校(全日制校)設置決議が行われた。昭和 51 年 4 月初代田中勝哉校長着任、 開校準備を開始する。6 月 18 日英国政府より学校法人として設置を認可され、英国の私立学校のステイタ スを獲得する(本校創立記念日として制定)。10 月、日本クラブ(小学部)と日本大使館広報センター(中 学部)を仮校舎として、児童 54 名、生徒 25 名、計 79 名で開校した。年々増加する児童生徒のため、昭 和 52 年 4 月にカムデンに、そして、昭和 62 年には、現在地ウエストロンドンのイーリング区アクトンに 校舎を移転した。地域環境は、セントラルロンドンへの交通至便と自然環境に恵まれていることから、落ち 着いた住宅地・文教地区である。

校舎は明治 33 年(1900 年)にハバーダッシャーアスクス・スクールの女学校として建てられ、その後ロー マ・カトリック系の学校として使用されていた 100 年を超える歴史をもつ総レンガ造り一部三階建ての重 厚なたたずまいである。周辺の住環境との調和を考えながら、日本の教育内容に適応するように増改築を重 ね、全天候型グラウンド・屋内体育館・日本の蔵書を多く揃えた学校図書館などの施設・設備を有している。

児童生徒の居住地域は、学校周辺とロンドン北部にわたっているため、保護者で組織する通学バス委員会 管理のもと、通学バス1ルートを運行している。4 月15日現在、児童 173名、生徒 89名、計 262 名、 全教職員数 36 名の北米・欧州地区在外教育施設である。

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